こんにちは。CoderDojo光 チャンピオンの石川です。
8月でちょうど1年となり、2年目にさしかかる2018年の夏休みは、CoderDojo光としてさまざまな取り組みに Challenge してきました。
他のCoderDojoでも参考になるものも、ならないものもあると思いますが、今年の活動を振り返ってみようと思います。
ダブルヘッダー×2回でたくさん開催
夏休みといえばいろいろな活動があってもいいですよね!
楽しい思い出と、活動の場が広がって欲しいとの思いで、Dojoを1ヶ月に2回、しかも午前と午後で2回の、合計4回開催しました。(平常は午後のみの開催です)
もしかしたら中には自由研究としてプログラミングした子どもたちもいるかもしれませんが、制作の悩みの答えを教えることはないのですがヒントを得られるということで多少の支援はできたのかなと思います。一人で悩んでいても解決しない時もありますからね。
もちろんその分メンターの負担が増えてしまうのですが、対策として、午前中はScratch(またはScratchJr)だけ、午後はいつも通り使用環境を制限しない(もちろんScratchもOKです)というように、役割を分けることにしました。
役割を分けることで以下のように役割や相乗効果を発揮しました。
- 午前中しかスケジュールが合わないメンターの支援が得られた
- Scratchだけなら支援できるメンターの支援が得られた
- 時間帯が変わったこと&分散したことで初参加のニンジャの参加につながった
実際に、午前・午後の各回を個別に見ると人数は少ないのですが、1日を合計してみると過去最大の参加につながっています。
中には山口市などの遠方から参加していただいた方もいらっしゃいましたので、新しい場を提供する側としてもお役に立てたかなと思います。
また、昨年もありましたが、長期休暇中の帰省時に参加するニンジャもいまして、長期休暇ならではの交流の場にもなれたかなと思います。
クリエイティブキッズキャンプに参加
初の外部イベントへの協力として、8月11日(土)にお隣の山口県周南市の徳山駅前図書館・にぎわい交流施設で開催された「クリエイティブキッズキャンプ」にブース出展しました。
クリエイティブキッズキャンプは、子どもたちにさまざまなクリエイティブ産業の体験をしてもらうワークショップとして初めて企画されたもので、地域の企業や学生が中心となって開催されました。
当日は大盛況で、開始前の入場待ちがとても長く、開場直後には一気に会場内に子どもたちがなだれ込んできて熱気にあふれていました。
出展したブースでは、「iPadで無料アプリ『スクラッチ』を体験してみよう」ということで、かんたんなプログラミングを約20分~30分程度で実施しました。
またブースの運営にあたっては、機材を山口県内で携帯電話販売事業やフィットネス事業などを展開する国際貿易株式会社さんとのコラボで、国際貿易さんからクリエイティブキッズキャンプ実行委員会に対してお貸し頂いた iPad 6台に、PYONKEE(ピョンキー)、ScrachJr、viscuitなどを導入して実施しています。
クリエイティブキッズキャンプでは、ニンジャとして参加する中学生に「ユースメンター」(ジュニアメンター)として参加していただき、遊びに立ち寄った子ども達に使い方や制作のアドバイスをしてもらいました。
自ら作るだけではなく、メンター側に立ち、アドバイスしたり教えたりすることで学べるものがあります。今後もさまざまな場面で「ユースメンター」の活躍の場を作っていきたいと思います。
メンターだけの「もくもく会」を開催
こちらも初の企画になりますが、メンターだけが集まって学びあいをしたり制作をしたりする機会というのも、普段はなかなかとれませんので、8月12日(日)に開催しました。
CoderDojoに関連することだけでなく、普段何かと集中できずに仕掛かりになっている制作物を作ったり、資料を作ったりと、まさにCoderDojoのオトナ版のような感じで、それぞれがテーマを持って取り組み、必要に応じて随時相談ができる場としました。
DojoCon Japan 2018で登壇&ワークショップ開催
国内のCoderDojo関係者が集まる全国イベント「DojoCon Japan 2018」に、スピーカーとしてメンターのえっちゃんが登壇しました。
また、独自のワークショップコーナーを設定していただき、光での多くのメンターを巻き込んだ取り組みについて発表させていただきました。
このレポートはまた、参加した3人のチャンピオン&メンターからそれぞれレポートを書いちゃおう!ということになりましたので、順次公開しますね。お楽しみに!
毎週木曜日を自由に制作できる日に
Dojoの開催日だけに限定されずにプログラミングに取り組んで欲しいと思う反面、まだ山口県内では光の1箇所だけという状況でもありますので、夏休みのお試し企画として、毎週木曜日は朝から夕方まで会場に常駐し、いつでもプログラミングの相談ができるように設定してみました。
あまり参加は多くなかったものの、制作上の悩みを相談できる場として実際に活用していただくことができました。
最終週は私のスケジュールが合わないところもありご迷惑をお掛けしたところがありましたが、好評でしたらまた今後もチャレンジしてみたいと思います。
おわりに
夏休みは学校生活の中でももっとも長い休みのある期間です。
日々の生活の中で発見したり気になったりすることの積み重ねがよりよりプログラミングに繋がりますので、日常のすべてに興味・関心をもって取り組めるようなヒントが与えられたらと思っています。それられの取り組みが、実際にプログラムを書くという直接的な行為だけでなく、物事を順序立てて考え組み立てる力を養うことにつながったり、新しい興味関心をもつきっかけにつながったりしてくれたらと思います。
今後も子ども達のプログラミングの場づくり、クラブづくりを通して、さまざまな物事への興味関心を持ってもらえるように取り組めたらと考えています。活動に対しての新たなアイディアやメンターとしての仲間を募集します。多くの仲間とともに楽しい場を創り上げられたらと願っています。
DojoLetter Vol.6 2018年9月号 - CoderDojo Japan
[…] CoderDojo光では、2018年の夏休み(7月~8月)はたくさんの活動を行いました。 […]