第3回CoderDojo光 開催レポート(2017年9月30日開催)

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CoderDojo光 Champion(チャンピオン、運営者)の石川です。
2017年9月30日(土)の午後に開催したCoderDojo光 第3回のレポートです。

第3回のCoderDojo光は、Ninja(ニンジャ、参加者) 6名(小学1年生から中学2年生)、メンター 5名で、山口県光市浅江の N LABO(エヌラボ)で開催しました。

秋の連休やお彼岸の時期を過ぎ、過ごしやすい季節に入った9月の最終日の開催で、今回は土曜日開催ということもあり、少なめの参加となりましたが、今回も初めての参加者を迎えての開催ができました。

ほぼマンツーマンであたることができ全体にゆったりとサポートすることができました。

 

開会~制作タイム

受付中。ニンジャが集まってきています。
開始前にWi-Fiの通信チェックなど、快適な制作ができるように準備
こんな感じで制作しています
小さなニンジャたちも活躍中!二人ともパソコンを使ってScratchで制作中
常連のふたりはそれぞれの課題にチャレンジ
会場のN LABOでは、掲載された地元紙の紹介を常設していただいています
外からDojoのロゴを添えて。

はじめにCoderDojoの趣旨やメンターの自己紹介のあと、それぞれの課題に向き合い制作をスタート。
島は4つに分けていますが、ひとりひとりが広々と作業できるようにするためと、プロジェクタが見やすいようにある程度壁際に沿って座れるように配置する試みを兼ねています。

制作タイムでは、Scratchを中心に、ScratchJrや、新たにPythonに挑戦するニンジャも。

Pythonは私を含め現場経験のあるメンターでも少し囓っている程度の状態でしたが、内容を確認しながら、言語を確認しながらアドバイスをしました。言語を深く知る状態ではないため難しい質問には答えられる状態までは持って行けていませんのでサポートといえるほどのことは出来ていませんが、プログラミング言語という意味での共通の“道具”としてのアドバイスはできたかなと思います。

 

ScratchJrでプログラミングにチャレンジ!!

ちなみに、初参加で小学1年生の小さなニンジャさんには、ハードルの低いScratchJrでDojoを体験してもらいました。

ただ難しい作品を作ったりロジックを考えるというだけでなく、ものが動いたり、ものができていく過程を操作しながら学べるという部分から楽しみながら活動に取り組んでもらいました。

スプライトを表示させて、ちょっとした動きができることを教えると、動きを組み合わせて動かし、簡単なアニメーションを作成していました。今回は発表はできませんでしたが、また次回以降に発表してくれることを楽しみにしています。

CoderDojo光ではLightningからの映像出力ケーブルもあるので、iPadからの発表もOKです!

 

発表タイム

発表タイムでは今回のDojoで制作に取り組んだ作品を3名のニンジャが発表してくれました。

 

タケルさん

 

ちょっと懐かしさを感じるシューティングゲームで通称インベーダーゲームを発表してくれました。
敵機が画面上部を横移動し、下部で自機を横移動しながら画面上部に向けてシューティングを行うタイプ。

 

画面上部の敵機出現位置はいくつかパターンがあるようで、単純な横移動ではなく、出現位置が数秒単位で切り替わるためゲームの難易度が高くなっていることが特徴のようでした。

 

 

miyacarさん

 

キー入力をすると、ネコがモールス信号(!)を発言するという作品を発表してくれました。
メンターと見学していた大人の一同が思わず「おー!」と声を出してしまう、まさかの「モールス信号」でビックリ。
よく「トンツー」と呼ばれる長点と短点であわらす通信の際に使用する符号です。

どうしてモールス信号に興味を持ったのか、制作する際に難しかった点は?などの質問がありました。

 

 

モールス符号(モールスふごう、英語: Morse code)は、電信で用いられている可変長符号化された文字コードである。モールス符号を使った信号はモールス信号と呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E7%AC%A6%E5%8F%B7

 

yoshiki_iさん

 

9月に広島市で開催されたDojoBudokaiでアドバイスや刺激を受けて新たにPythonに挑戦したことと、Pythonで制作した作品を発表してくれました。

計算が得意な言語という特長を活かした画面描画と、他のニンジャがScratchで作成していたアナログ時計表示ソフトに刺激されて、Pythonで実装していました。
途中で「短針(時針)がズレる」という問題が発生して困っていましたが、相談してくれて原因を一緒に調べたところ、時差による9時間のズレだと判明し、日本時間に変換する処理を加えて完成しました。
発表ではこのズレのことも発表してくれましたが、タイムゾーンを利用した補正方法についてのアドバイスなどもあり、参加した全員が刺激を受ける発表をしてくれました。

 

まとめ

今回も場所を提供してくださったN-LABO、N-CAFE、ホンダカーズ光東光店のみなさま、ご協力ありがとうございました。

日曜日の開催も行いたいと思いますので、土曜日はなかなか参加が難しいという方も、是非ご検討ください。
次回は11月18日(土)次々回は12月3日(日)を予定しています。

CoderDojoに興味のある方やメンターに興味のある方、プログラミング教育が気になる方などの見学も受け付けています。ご参加や見学をお待ちしています。