平成30年になって初めてのCoderDojo光の開催でした。
今回も、普通であることを諦めた大人たちと、個性溢れるニンジャがたくさん集まりました。
CoderDojo光唯一のフツーなメンター、さいきです。
まえがき(NullPointerException)
今回はお客様が2名いらっしゃいました。
一人はCoderDojo五日市チャンピオンの高橋様です。こちらはメンターが全て広島工業大学生という、なかなかユニークなDojoのようです。切磋琢磨して共にCoderDojoを盛り上げていきたいですね。
それからもう一人は児童関係のNPO法人の代表者の方です。
多様性が叫ばれている世の中ですが、まだまだ溢れる個性をただただ漏れさせてしまってますよね。既存の器で溢れてしまうのであれば、器を広げなくてはいけません。きちんと器があれば例外ではなくなるわけですね。プログラミングで言えば、全ての場合(入力)を想定して組んだデータ構造を”ぬるっと“すり抜けてエラーが出てしまう状態ですね。C言語なんかでは実行して初めて分かるエラーで、最も厄介なバグでした。そんなバグにはまるとあっという間に夜が明けてしまうこともしばしばでしたが、大抵はなんだそんなことだったのかで解決するようなものだったりします。世の中にはまだまだそんなバグがいっぱい存在していますが、そのための新たな受け皿作りを考えているのがこのNPO法人の代表者の方です。是非ともCoderDojo光としても協力していきたいと思っております。
まえおきがやや長くなってしまいました・・・。それでは本題です!
年を越すと色んなおもちゃが増えるもので・・・
アイ・オー・データ機器様よりラズベリーパイ(Raspberry Pi)の開発キット「IchigoJamプログラミング入門キット」を提供してくださいました。
案の定、動作チェックと称して大人たちが真っ先に遊んでいました。
発売されたばかりの子どもたちへのプログラミング教育キットですが、子ども達と直に対面するCoderDojoとして、子ども達の反応をフィードバックしたり教育教材としてどのような展開ができるのかのフィールドテストの意味合いを持っています。
最新の機器を使って”Hello world“を表示させるだけのプログラムに何故か興奮を覚えてしまうのは不思議なものです。もちろんラズベリーパイはそれだけのものではなく、大きな可能性を秘めているおもちゃです(のはずです!)。イチゴジャム(IchigoJam)と共にデモンストレーションを充実させていきたいですね。もちろんニンジャがこれで遊んでもらっても構いませんよ!
メンターはどこ?
ニンジャ同士が慣れてきたということもあり、お互いに教え合い、学び合うという光景が当たり前のように見られるようになりました。
ニンジャのほうが普段からscratchをいじっているという事もあり、
私よりもはるかに詳しいので、
頼りになる先生になってくれています。
手前は初参加のニンジャです。
scratchはほぼ初めて触るとこのことで、最初少し操作を説明したら、
あとはテキストを使ってどんどん作品を作り上げていっていました。
毎回、ニンジャたちの飲み込みの早さには驚かされます。
右のニンジャはマインクラフト(Minecraft)をしています。
私は正直マインクラフトを良く知らず、もちろん何も教えられないのですが、
彼が作っている世界を眺めていると、
色々な面白い”仕組み”を作っていて、
なるほど、これがプログラムに通じるのかと知った気がしました。
場を作るのは人です
各地のCoderDojoがそれぞれの個性を持っているのは、やってくるニンジャの個性によるものが大きいと思います。
CoderDojo光ではニンジャは大体固定化されて来てはいますが、それでも毎回違った雰囲気になり、
メンターもその変化を楽しんでおります。
今回空気を作ってくれたニンジャの一人がこの中央の手を上げているニンジャです。
とにかくよく質問してくれました。
制作中も発表中も。
質問できる空気というのは、いくらこちらが「質問していいよ」と連呼してもできるものではありません。
一人、このように空気を作ってくれる人がいてようやく作られるものです。
ただ残念ながらこのニンジャ、顔出しNGでした!!
おわりに
まだまだ課題も多く、メンター会議でも検討事項が色々と出てきました。
CoderDojo光をよりよくしていくために、皆様の意見を是非ともお聞かせ下さい。
寒さはまだまだ続きますが、2月の開催にも参加してくださいね!!