CoderDojo 光のメンターのえっちゃん(金江)です。
この記事は第一弾 地方IT勉強会 Advent Calendar 2019 5日目の投稿です。
CoderDojo についての詳細は、 こちらを読んでもらえれば分かると思います。
子供向けのプログラミングクラブです。
CoderDojo 光は、山口県光市で開催をしているCoderDojo です。
私は、そのプログラミングクラブで非エンジニアでありながら、お手伝いをしています。
非エンジニアといいつつ、簡単な、エクセルのVBAはかけますので、プログラムが全く分からないわけではありませんが、仕事は、ITとは無関係で、事務員をやっています。
誰かが言っていた言葉なのですが、
CoderDojo は、おもちゃ箱
おもちゃ箱って、ブロックが入っていたり、人形が入っていたり、折り紙が入っていたり、、
イロイロな物が入っています。
CoderDojo光では、Scratchだけでなく、 IchigoJam で電子工作をしたり、 Minecraft でプログラミングをして遊んだりと、様々ことができます。
Unity、 Python などの言語で作った作品をみて、Scratch以外でプログラミングができることを知ったり、ボードゲームで年上のお兄ちゃんに勝って、嬉しくなったり、、
と様々ことが体験できる場なので、おもちゃ箱という言葉がぴったりだと思います。
CoderDojo っていう名前からして、何をするのか分からない
プログラミングは教えませんって、プログラミングを学ぶ場所じゃないの?
来年から、学校でもプログラミングの授業が始まるし、これからは、パソコンが使えたほうがいい
プログラミングも出来た方がいいと思う。
でも、プログラミングって難しいのでは、うちの子供にプログラミングって出来るの?
そう思う保護者の方の気持ち、分かります。
塾だと、先生が、
This is a pen (これは、ペンです)
と教えてくれますが、CoderDojo だと、子供が、
これはペンです ってどういうの?
と質問をしてきて、初めて、
This is a pen (これは、ペンです)
と教えます。
子供に、クレヨンを渡して、「好きなように絵を描いて」と言っても、子供は何をどうしたら良いのか分からず、困ります。
CoderDojo光だと、 具体的に、やりたい事がある場合は、それをやってもらいますが、Minecraft に興味のある子供には、Code Connection for Minecraft を体験してもらったり、何をしたら良いか分からない子供には、Scratchを体験してもらっています。
Scratchの場合は、CoderDojo紙屋町が作ったテキストを使っていきます。
CoderDojo は、オープンソースなので、作ったテキストなどの資料も公開して、皆で利用をしていきます。
「ネコを10歩、歩かせてみようか」
とネコを歩かせることから始まり、
「緑の旗を押したら、ネコが歩くようにしてみようか」
とメンターと一緒にプログラミングをやっていますが、すぐに、テキストから離脱
ネコをニャーと鳴かせてみたり、自分の描いた絵を動かしてみたり
と自分が作りたい物を作っていきます。
「テキストが終わってないから、ダメ」
と怒ることはありません。メンターは、静かに見守っています。
隣のニンジャが作っている作品をみて、自分の作品にも同じ動きを取り入れたい
「どうやってやったの?教えて?」
と子供達同士で教えあうこともあります。
質問をされたメンターが、答えが分からず悩んでいると、子供の方から「どうしたんですか?」と声をかけてくれることもあります。
IchigoJamなど、メンターが作った電子工作やゲームで遊ぶ子供もいます。
子供達が、自由に作品を作ることが出来るIT勉強会がCoderDojo です。
CoderDojo 光では、最後に発表タイムがあり、発表をしたい子供やメンターが作った物を発表します。
Scratchではなく、テキスト系の言語で作って、難しかったと言えば
「なぜ、Scratchで作らなかったの?」
と子供から質問がきたり、大人では思いつかない質問が出たり、作品があったりします。
世界中のCoderDojo と繋がっているので、CoderDojo 光で分からないことがあれば、他のCoderDojo の人に聞くことができますし、テキストなどの資料もオープンソースなので公開をしています。
CoderDojo Japanを通して、多くの企業CoderDojo のパートナー法人となっているので、様々な支援を受けることができます。
興味のある方は、気軽に見学、参加をしてみてくださいね。