開催レポート
\CoderDojo 光 100回目を開催しました!/

こんにちは!
CoderDojo 光 チャンピオンの石川です。
2017年8月、山口県内初のCoderDojoとして、光市をエリアにCoderDojo Foundation(当時)の承認を得てスタートしたCoderDojo 光。
スタート以降、たくさんの方の協力をいただきながら、ほぼ毎月1回ペースを刻み、途中コロナ禍では休止したり、逆にオンラインの練習を兼ねる形で逆手に取って1ヵ月で5回も開催したり、「もくもく会」やマイクラカップへのチャレンジのための作業会などのカウント外だけど活動している回もあり、実際にはおそらくのべ150回くらい活動していると思います。
日本国内のCoderDojoで2016年から2017年ごろにスタートし、毎月1回を目途に運営されているDojoは今年あたりに100回目を迎えるところも多いと思います。
CoderDojo 光も県内のCoderDojoの先陣を切って100回目を迎えます。
光での取り組みが県内各地に波及し、それぞれの値でプログラミングが好きなこども達の発掘と育成につながっていることがとても嬉しく思います。
100回目ではこれまでの感謝とともに、これから先もっとこどもたちにとってプログラミングが好きになってくれるきっかけになるようなスペシャルイベントを企画しました。
第100回はワクワクな企画で大盛り上がり!
長く活動していく中で、非営利なコミュニティとこどもたちの居場所作りのこの取り組みに、さまざまな支援をいただき活動しています。
CoderDojo 光として購入し提供しているものもあれば、時期に応じた支援を受ける中で、micro:bitなどのバージョンの古い資機材や、プログラミング体験にあわせて配布可を条件に寄贈を受けているものなどもあり、道具もたくさん抱えて、場所を利用できるコワーキングスペースをメイン会場に移したことでより活動がブーストしていくことにつながっています。
そこで、第100回のCoderDojo 光では、これまで支援を受けてきたものや購入してきた資機材などを、おもちゃ箱をひっくり返すかのようにすべて広げて並べて披露したり使ってもらったり、いつもは約2時間半程度の活動としていますので活動時間も拡大して、プログラミングを楽しめる1日を100回のテーマにしました。
題して 今日は一日CoderDojo 光でプログラミング三昧! です!

CoderDojo 光 初の「前夜祭」を開催!
イベントと言ったら「前夜祭」!
ということでこれまで行ったことのなかったことのひとつである前夜祭を敢行しました!
1日イベントを準備するには事前の会場設営や準備に時間がかかります。やるべきものや資機材もたくさんある状態です。
そこで、前夜祭のテーマは「CoderDojo 光 にあるすべてのものを出して・広げて・やりたいことを考えてみよう!」
普段やると怒られちゃう、おもちゃ箱をひっくり返すかのように、すべてのCoderDojo 光のものを出して、広げていきました。








約8年活動するCoderDojo 光。当然にたくさんのものがあります。
こんなにたくさんのものがあるのかと驚くばかりだったようです。












そして「前夜祭」ですから、夜の活動らしく、夜のお楽しみ…花火大会!
夏からずっとやろうやろうと持ち込まれておかれていた手持ち花火、3袋分を、メンターや保護者のおとなもまきこんで、総勢20名近くで、会場そばの川原で楽しみました。






いよいよ第100回当日!
前夜祭での準備バッチリ!
第100回のCoderDojo 光 開幕です!
これまでの活動で所有・貸与されている資機材を全て並べて、会場のコワーキングスペース HiKARiBA(ヒカリバ)のオープンスペース全体に、テーブルごとに整理して、いろんな体験と可能性が広がるワクワクな一日になりました。
- toioでプログラミングにチャレンジ!
- micro:bitや拡張ユニットを使ってプログラミングにチャレンジ!
- M5Stackでプログラミングにチャレンジ!
- mBotでプログラミングにチャレンジ!
- 球体ロボット「SpheroEDU」でプログラミングにチャレンジ!
- Minecraft Education Editionでワールド制作にチャレンジ!
- プログラミング的パズル対戦ゲーム「ニャイス!コード」や「DICE CODE」でプログラミング的ゲームにチャレンジ!
- 立体パズルゲーム「Gravity Maze」にチャレンジ!
- 電子工作にチャレンジ!
- 自分のPCやタブレット型端末でいつも通り制作にチャレンジ!
寄贈していただいた本や、会場のコワーキングスペース HiKARiBA(ヒカリバ)の蔵書などの書籍も制作やアイディア出しのヒントです。
思う存分のプログラミングデーを楽しんでもらいました。
また、今回は午前中のみ参加と午後のみ参加、終日参加とそれぞれに参加方法がばらついていたため、それぞれの時間帯にきちんとオープニングとエンディングをイベント的にやっていきました。メンターは午前と午後あわせて6名でした。
午前の部(10:30~12:30)
午前の部は、終日参加6名+午前のみ参加 3名の計9名(うち、ユースメンター 3名)で開催。
初参加のNinjaは、toioなどの見たことのない新しい教材に興味津々で、今回は時間の限られる中で全部はチャレンジできませんでしたが、順番にコードを打ち込みながらプログラミングにチャレンジしていました。











午後の部(14:00~17:00)
午後の部は、終日参加6名+午後のみ参加5名の計11名(うち、ユースメンター 3名)で開催。
初参加2名のNinjaはPCやタブレットを使ってScratchやScratchJrを利用した作品作りにチャレンジしていました。
リピーターのNinjaはいつも通りに自分の制作に打ち込んで取り組んでいました。





終日参加のメンバーはもくもくとプログラミングにチャレンジ!
終日参加のNinjaとユースメンターは、時間帯がいつもよりとても長いことを活かして、午前中はいろんな教材にチャレンジし、午後は思い思いにプログラミングにチャレンジし、時間帯を使い分けて活動していました。
これもいつもとは違う長い活動時間ならではのDojoのよさかもしれませんね。今後の参考になりそうです。
総合閉会式的な形で、午後の最後に、終日参加の全員も発表に加わってもらい、成果発表をしてもらいました。









参加者全員参加の大抽選会!
イベントといったら、昔から最後はジャンケン大会が相場と決まっています!(意見には個人差があります)
CoderDojo Japanを通じてニンジャたちに配布可の条件で支援を受けてきたものや、コンテスト応募などの予定で受け取ったものなどの資機材や、元々ワークショップなどでさらに新たなこどもたちのチャレンジに繋げていくために所有していたものなどもありますが、バージョンも古くなってきていますし、ワークショップにはオリジナル教材を使った企画なども取り入れているため、台数を少し減らし、保管する資機材を整理しておきたいタイミングでもありました。
そこで、この第100回という節目に居合わせたチャンスに、新たな世界へと視野を広げてもらったり、新たなチャレンジにつなげてもらったりしていくため、プレゼントして配布させていただきました。
とはいえ、勝ち負けが大きく出てしまうのもジャンケン大会の宿命。
かつて、チャンピオン石川もコアメンバーを務めていた、山口県内のクリエイターが中心となって運営していたWeb、デザイン、DTPの勉強会の合同イベント「クリエイティブハント」で、2017年にイベントの最後に福引きを行うために開発したWebブラウザのみ&HTMLファイル1本だけで動く超軽量な「福引きシステム」で、ニンジャ、ユースメンター、メンター、保護者、見学者を含めた、チャンピオン以外全員参加で、大抽選会を行いました。(ちなみに、プログラムのソースコードを見せると一同驚きとキラキラした目で見入っていました)
あまりにもたくさんの景品で、2周も回してしまいましたが、長く倉庫を圧迫していたさまざまなプログラミング教材やステッカー、書籍などは、必要な分のみを残し、きれいに関係者のみなさんの手へと引き継がれていきました。
ここから、また、新たなドラマのはじまりになることを期待しています。
オマケ
メンター&保護者向けのサプライズアトラクションとして、チャンピオン石川が全くの別件でもらったベトナムコーヒーを、専用の器具で入れて試飲するカフェタイムをやりました。
淹れ方も違えば香りも違う独特なコーヒーを楽しんでいただいていました。



謝辞
CoderDojo 光の活動は、一般社団法人 CoderDojo Japanや周辺のCoderDojoなどはもちろんのこと、地元・山口県光市や、スタート時にスペースのご提供などでご協力いただいてきているホンダカーズ光東様と光店のN LABO、現在のメイン会場や資機材の保管などで厚く協力いただいている株式会社ステラリンク様とコワーキングスペース HiKARiBA(ヒカリバ)様、そしてプログラミングに関係するデバイス、資機材等のご提供をいただいている関係のみなさま。
さらに、活動を直接的に支えてくださっている、メンター役のみなさまと、参加するNinjaやYouthMentorの保護者のみなさま。
ご協力をいただきありがとうございます。
長く活動するためには無理をしないコミュニティと持続可能な運営方針など、工夫すべきことはたくさんありますが、すべてに共通するのは場を維持し支えていただける共感する仲間の存在と感じます。
今後も地域のコミュニティ、そしてプログラミングが好きなこどもたちの居場所として、継続して開催しながら、しかけづくりやさらなる広がりにもつなげていきたいと思います。
タイムラプス映像でふりかえる 第100回 CoderDojo 光
約8時間に及ぶ第100回 CoderDojo 光 を定点カメラで撮影していました!
80倍速に圧縮してタイムラプス化した映像でふりかえってみよう!